乳幼児に対するワクチンが近年、色々と増えてきており、接種するタイミング、優先順位などで悩まれてる親御さんも多かろうと思います。
そんな中、平成24年11月から開始予定であった、四種混合ワクチン((従来の百日咳、ジフテリア、破傷風混合ワクチン(三種混合ワクチン)に、不活化ポリオワクチンを加えたものです))ですが、案の定供給量が、圧倒的に足りません。
来年の春ころには安定供給になるだろうとのメーカーの説明でしたが、11月開始はわかりきっていたことですので、何とかならなかったのですかね。
当院では三種混合ワクチン+不活化ポリオワクチン同時接種しておりますので、1回の来院で済みますが、赤ちゃんは2回痛い思いをしなければなりませんし、四種混合ワクチンを待って予約しに来られた親御さんにお断りしなければなりませんし、困ったものです。(新型インフルエンザワクチンの時も似たようなことがありましたね。)
厚生労働省の予防接種部会で昨日BCG接種に関して、原則生後6カ月未満までとされているBCGの接種について、1歳未満までに延長する案が了承されたとのことです。この案が実現するには、今しばらく時間がかかりそうですが、実現すれば、ワクチンのタイムスケジュールが大分楽になりますね。(ご承知の通り、BCGは接種後28日間は他のワクチンは接種できませんので)
政局にもよるところもあるかとは思いますが、期待したいです。