YMO テクノデリックの「Light In Darkness」というベース曲

☆ 事務便り ~事務Kのナントカ~ ☆

豊泉医院の事務Kです

テクノデリック1

左の灰色ジャケットの方が好きです


テクノデリックの「Light In Darkness」(灯)

個人的にこれはベースのための曲だと勝手に思ってるわけですが、
とにかく、この曲のベースは気持ちがいい。
もちろん細野晴臣さんが弾いてるのですが、
他のメンバーからチャック・レイニーみたいに
弾いてくれとリクエストがあったといいます。

チャック・レイニーのベースというと音を刻むといいますか、
早くて細かいフレーズを多用するイメージが有ります。
この曲においては、まさにそんなベースですが、やはりそこは細野さん。
ただの真似では終わらない、細野フィルターを通した細野ベースになってます。

ワンフレーズの終わりに高音アクセントを付けてるんですが、コレ、細野さん特有の
クスッと笑ってしまうような、だけどカッコいい音になってると思うんです。

以前、何かの細野さんのインタビューで
「音楽にユーモアは必要か?」という問いに対して
「絶対に必要」
と、ビシっと答えてた時がありました。

細野さんの音楽ユーモアとは何なんだろう?
正直、未だによく分からないんですが、
ふと思い浮かんだのが、
旺文社のCM曲「Mazinger “H”」(コインシデンタル・ミュージック収録)


束縛の多いと思われるCM曲。
自由に作ってるようで、注文通りのものなんでしょうか。
それはさておき、音の流れが素直じゃないところが面白いですね。

音同士がそっぽを向いてるようで、ちゃんと秩序を保ってる、そんな曲です。

他にもいろいろあると思いますが、
アルバム はらいその「東京ラッシュ」冒頭にて
「パフッパフッ」て音が入ってるんですが、
この間が抜けたような音をうまく使えてしまうのが
細野さんの凄いところのひとつのような気がします。

とは言え、もちろんユーモアだけではない細野さんの音楽。
長年通底しているものといえば、かつて自身でも言ってた「ごった煮」なのかな。

いろんなアンテナを張ってる人だと昔から思ってました。

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