先日の2月9日は休日当番医で診療しておりました。
来院患者数49名、その内22名、44%がインフルエンザでした。
内訳は、
A型13名、約60%、
B型9名、40%
でした。千葉県の流行状況ではないのですが、東京都が発表しているインフルエンザの型別割合では
A型H1 53%、
(2009年に流行したウイルス、新型と呼ばれたもの)
A型AH3(香港型) 20%、
B型 27%
で、73%はA型ですが、注目すべきは、違う型のA型ウイルスが結構な%で混在していることです。例年はある一つの型が大多数を占めるのですが、今年は様子が違うようです。私も初めて経験したのですが、A型陽性と診断され、治癒した数日後に又発熱されて、検査したらA陽性というお子さんがいらっしゃいました。どちらもタミフルはよく効いて、治癒されましたが、今シーズンは下手したら3回インフルエンザに罹患する可能性もあるということだと思います。
又、インフルエンザの影に隠れて、溶連菌感染症、感染性腸炎の方もいらっしゃいます。溶連菌は主に保育園、幼稚園などでの感染ですが、当院では一家全員が溶連菌に罹患してしまった家族もいらっしゃいました。
インフルは正に今がピークと思われます。手洗い、うがい励行でご用心ください。