細野晴臣 「フィルハーモニー(1982年発表)」の思い出

☆ 事務便り ~事務Kのナントカ~ ☆

豊泉医院の事務Kです。

細野さんといえば私の中では、YMO以前・以後、
ソロでいうと「はらいそ」以前・「フィルハーモニー」以後に分かれています。
で、正直申しまして、頻繁によく聴くのが「フィルハーモニー」以後です。

これは、細野さんを初めて知ったのが YMO に他ならないからです。
「はっぴいえんど」や「HOSONO HOUSE」からはじまるトロピカル三部作は
かなり後になってから聴きました。

ところで、「フィルハーモニー」は自分が10歳の時に、亡き父に買ってもらいました。

とある休日のお昼過ぎでしょうか。
仕事の疲れを癒やしてるのか、寝転がりながらテレビで映画を観ている父に無理言って、
愛宕にあるイトーヨーカドーのレコード売り場に一緒に行ってと頼み込みました。
父は少しだけ躊躇しながらも、「しょうがないな」と言って車を出してくれました。

イトーヨーカドーには結構でかい駐車場があったのですが、
何故か父はヨーカドーから離れた人気のない寂しい場所に車を止めて、
「車で待ってるから、行っておいで」
と自分にお金を渡し一人で行かせました。

当時、不思議に思いながら車を出たのですが、
父の姿を思い出してみると、下がステテコだったように思います。
なるほど、行けませんねこれは。

そうまでして買ってもらったこの「フィルハーモニー」ですが、
家に帰って聴いた時、後悔しました。
当時10歳の私は、ライディーンやテクノポリスを求めてしまったんですね。
下調べもせずに買ったのも悪いんですが、父に何となく申し訳ないなと思いつつ、
ホントにガックリした覚えがあります。

10歳の少年には難しすぎたのだと思いますが、
子供特有のスポンジのような頭には、「フィルハーモニー」が刻み込まれ、
それがいつしか愛聴盤になってしまいました。

父にステテコ姿で一緒に行ってもらったのは無駄ではなかったんだと、そう思います。

ちなみに、このアルバムで一番良く聴くのは、7曲目の「お誕生会」のような気がします。
ポップなものに飽きると、どうしても商業性から離れた音楽に行ってしまいがちです。
そうして、それに飽きるとまたポップに戻るのです。

いや、よくよく聴くと「お誕生会」もポップなんです

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